ゴルフ熟練者があと20ヤード伸ばすための徹底ボディクリエイト計画!
今回、ボディクリエイトをするのは、つるやゴルフでクラフトマンをしている北林さん。ゴルフショップで働いていることもあり、ゴルフ歴は35年!年齢は50代で今でも毎週のようにゴルフに行っているそうです。
ドライバーの飛距離は平均で約240ヤード。そんな現役バリバリのゴルファーの北林さんのドライバーの飛距離を伸ばすべく、2ヶ月間週2回通っていただき、徹底的にボディクリエイトをしたいと思います。
まずは、現状でどれぐらいの飛距離が出るのかをつるやゴルフさんの計測マシーンで測ります。見ておわかり頂ける通り、かなり綺麗なスイング!
その飛距離246.6ヤード。この飛距離をボディクリエイトをして伸ばしていきたいと思います。
まずは、今の姿勢を確認。腰から上半身が後ろに反っていて、反り腰気味です。更に頭が肩より前に出ていて猫背でもあります。
ヒアリングをしていくと、猫背や反り腰の他にも手足の痺れがあるとのことでした。更にカウンセリングを進め、検査をしていくと
・腸腰筋が硬い
・身体が回らない
・骨盤が回らない
ということもわかりました。
カウンセリングをもとに施術を開始します。
まず、骨格・骨盤の矯正を行います。普段の生活やゴルフで歪んでしまった骨盤や背骨の歪みを整え骨格の軸を正常な位置に戻します。骨盤のバランスを整え、偏った筋肉の緊張をとり、手足の痺れの原因となっていた血流障害や痛みを改善していきます。
施術前に撮った写真では左右の足の長さが違いましたが、施術して骨盤を正しい位置に戻すことによって足の長さも同じになりました。
その後は骨盤、反り腰の改善をするために楽トレを行います。インナーマッスルを鍛えることによって良い姿勢をキープできるようになります。柔軟性が高まり関節の可動域を広げることによって身体が機能的に動き回りやすくなります。
なかなか鍛えにくいインナーマッスルに電気を流し刺激をする事で寝ているだけでトレーニング効果があり、ウエストの引き締めにも効果があります。
次に、セルフケアで自宅でできるストレッチを指導します。施術によりほぐした筋肉をそのままにして置くとまた硬くなってしまい元の身体に戻ってしまうので自宅でもできるストレッチを指導。
継続することでトレーニングや施術の効果が出やすくなります!
施術前後での身体の変化を目で見て確認してもらい、次回からのトレーニングの目的と意図を説明します。今回はゴルフの飛距離を伸ばすという目標のために3つのポイントに絞ってトレーニングを行います。
・スイングの回旋の為に「臀部の強化」
・スイングスピードを上げるための「体幹の強化」
・スイングのパワー、軸の安定させるための「背部の強化」
まずはスイングの回旋をよくするための股関節の可動域を広げるチューブを使ったエクササイズ。
臀部は身体をねじるときの支点となるため、ゴルフをする際にはとても重要な筋肉です。
また、股関節の可動域を広げると運動効果が上昇し、痩せやすい体になり、姿勢の改善にもつながります。結果としてアドレスが良くなる事に繋がります。
ケトルベルというトレーニング機材を使いスクワットする事で股関節の伸展をうながし、背中、体幹、股関節を連動させる為のトレーニング。
ケトルベルを使う事により身体がバランスをとり、体幹やインナーマッスルを鍛えるのにも効果があります。背中、体幹、股関節を連動して動かす事で今までより力が出るようになるのでインパクトの時にパワーがボールに伝わりやすくなります。
ヒップリフトという臀部、ハムストリングの初歩のトレーニング。
このトレーニングは姿勢矯正をするのに効果があり、インナーマッスルも強化されます。
また、体幹や股関節の周りも鍛えることができるので体の安定性も高まります。正しいアドレスを作り、スイングを安定させるのに非常に重要なトレーニングになります。
仰向けになっての体幹を強化するトレーニング。
腹圧をかけながら股関節を動かす感覚を養います。なぜ腹圧をかけながらやるかというと、スイングをする時にお腹に力が入っていないと力が抜けて、手打ちになってしまうからです。
骨盤・骨格矯正をし、猫背矯正もおこなった事で正しい姿勢をとることができるようになりました。
また、楽トレや筋力トレーニングをしてその正しい姿勢をキープするための筋肉を強化したのでファンクショナルに身体を動かすことができるようになりました。
2ヶ月間週2回のトレーニングと施術を終え、スイングの変化を確認します。
股関節の可動域が広がり、臀部のトレーニングをしたことでアドレスがよくなりました。また、腹圧をかけながら股関節を動かす感覚を養ったことで、股関節、背中、体幹を連動して動かせるようになり、インパクトの時に腹圧がかかり、パワーをしっかりとボールに伝えることができています。
では実際の飛距離にどれくらいの違いが出たのか計測してみます。
その結果281.2ヤード!元々きれいなスイングでしたが、更に体幹が安定し股関節の可動域が広がったことで、しっかりとパワーをボールに伝えられるようになったことで飛距離がグンとアップしました。なんと35ヤードのびました!
北林さんがゴルフのコンペがあるということで実際にゴルフ場の練習場で打ってみてもらいました。
「実際打ってみると身体がしっかりと回るようになって、打ちやすくなっている。なにより普段の姿勢が変わったことで生活もしやすくなった。お腹周りもすっきりしてトレーニングの成果が出て嬉しい」と言っていただけました!
施術やトレーニングが終わってからの初のラウンド。北林さん頑張ってきてください!
結果を聞いたところコンペで優勝とまではいかなかったもののスコアは82。そして、なんとドラコン賞を2つも獲得!施術・トレーニングの成果がしっかりとでた結果となりました。
このようにゴルフの飛距離を伸ばすためのトレーニングはたくさんあります。まずはひとりひとりの体の状態を把握しそれに対する施術やトレーニングを行うことによって悪いところを改善し、身体をファンクショナルに使えるようになることが大切です。
ゴルフをしていてスイングが詰まるような感覚や終わった後に腰や膝に痛みが生じるのは、身体の使い方や普段の生活での身体の歪みからくるものかもしれません。
北海道スポーツ整体院ではしっかりとしたヒアリングから一人、一人の身体の状態に合わせた最適な施術・トレーニングを提案します。
皆さんもボディクリエイトをしてゴルフの飛距離をのばし、コース攻略の幅を広げてみませんか?